SunoAI小技集(version4.0対応)

AI

この記事ではSunoAIで役立つ小技などを書き溜めていこうと思います。

2024年11月に「SunoAI」のversion4.0が満を持してリリースされました。
version3.5に比べると全体的な安定性は落ちますが、それでも色々と出来ることが増えて楽曲生成の幅が広がったといえますね。

この記事はこんな人にオススメです。

  • ある程度SunoAIの操作に慣れている人
  • Pro以上のプランを利用している人
  • 古いversionのお気に入りの楽曲をどうにかして修正したい人
  • SunoAI初心者~中級者向け
  • 他の楽曲作成ツールを使用せずSunoAIのみで完結したい人

基本的には他のDTMツールなどは使わずに「SunoAI」のみで完結する方法をベースに纏めていきます。

私自身が楽曲作成時に纏めていたものを記事として書き起こしているので、各項目について「もっと良い方法を知っている!」「もっと簡単にできる方法がある!」といったテクニックを知っている人がいましたらコメントをください。

日本語の歌詞を正しく歌ってくれない場合の対処方法

複数の読み方がある漢字を歌詞に使うと良く起きる現象です。
古いversionからいまだに引きずっている現象ですね。
回避方法については知っている人も多いかと思いますが、歌詞を全て平仮名、もしくはローマ字に変換して作成することで回避ができます。

平仮名はともかく、ローマ字変換は結構な手間なので、chatGPTなどを使ってローマ字変換してもらうのが楽でいいですね。

延長した曲の繋ぎが上手くいかない場合の対処方法

SunoAIは最大04:00の楽曲を作成することができますが、曲を延長したい場合、歌詞のある楽曲だと上手く繋がらない場合があります。
一般的な普通の歌詞構成で作っている分には、1曲の長さが4分以上になることはあまりない気はしますが、曲のテンポが遅く、歌詞が3番とか4番まである場合は4分に収まらない場合もありますね。

上記の画像を例として、黄色枠で囲った部分で4:00に到達、または途中で作成が途切れてしまった曲を延長する場合、赤い矢印の部分の時間を確認して指定するのが良いです。
再度作った曲を再生してみて、歌詞に入る前の時間を確認して調整してみましょう。

なお、古いversionでは、延長したい部分より前の歌詞が残っていると、二重に歌詞が追加されて再度最初から歌い始めるなんてこともありました。
そのため、Lyrics内に記載されている歌詞も延長する部分以外は削除してしまいましょう。
※上記の画像で言うと、赤い矢印より上の歌詞をカットということになります。

作成した楽曲の表示内容を変更したい場合の操作方法

作成した楽曲については「Library」の項目に保存され、「Public」をONにすると他のユーザーに公開することができるようになりますね。

曲を作成時、Lyricsに直接プロンプトを打ち込んでいたりすると、それがそのまま残った状態で保存され公開時に他人にも見えてしまい見栄えが良くありません。

そんな時は「Song Details」を使ってみましょう。

作成した曲の右側に表示されている、①「…」→②「Edit」→③「Song Details」の順に選択すると、「Edit Song Details」画面(下記画像参照)が開きます。


①Title — 曲のタイトルを変更することができます。
②Add New Image — 作成時に自動生成された楽曲のイメージ画像を任意の画像に変更することができます。
③Displayed Lyrics — 表示されている歌詞の内容を編集することができます。 

それぞれ編集したい項目の内容を修正したら、「Submit」を押すことで、反映されます。
※実際に画面に表示されている見える部分のみの修正であり、作成済みの楽曲には影響しません。

「Replace Section」のLyricsに歌詞が表示されない場合の対処法

「Replace Section」は選択した楽曲の歌詞を部分的に修正できる素晴らしい機能…なのですが、日本語の歌詞の場合は下記の画像のように選択した部分の歌詞がLyricsの修正欄に反映されないという不具合があります。

この不具合によって、部分的な歌詞の修正が出来ない状態になっていますが、「Edit Song Details」の機能を使って、歌詞をローマ字に変更することで表示されるようになります。

【歌詞の変更手順】
1.修正したい楽曲の歌詞をローマ字に変換する。
①「…」→②「Edit」→③「Song Details」の順に選択します。

2.下記の「Edit Song Details」の画面が開くので、「Displayed Lyrics」の内容を全コピーする。
コピーした歌詞は、chatGPTなどを使って歌詞の部分を全てローマ字変換した後に、再度全文を「Displayed Lyrics」に張りなおしてください。

3.ローマ字に変換した歌詞を再度張り付けたら、右下の「Submit」ボタンを押して更新。

4.④の「Replace Section」を押して、範囲選択を行うとLyricsの所に選択した部分の歌詞がローマ字で表示されるようになります。

※修正した楽曲を「Public」ONでSunoAI内にて公開する場合は、再度「Displayed Lyrics」で歌詞を正しい表記に戻してあげると見た目が良くなりますね。

作成した曲の歌詞の修正についての補足

作成済みの楽曲を修正する方法はいくつかありますが、結論から言うと、現時点(※2025年1月現在)で作成済みの楽曲をイメージ通り完璧に修正することは運とガチャ要素が強くてほぼ難しいです。

修正方法としては以下の3パターンが該当しますが、どれもパッとしないのが現状です。

  1. Replace Sectionによる部分修正
    ・修正した部分の繋がりが上手く反映されなかったり、修正した部分がズレたりする。
    ・ガチャ要素が強く成功率が低い。
    ・1回の修正で5×2曲で10クレジット消費する
  2. Remasterによる全体修正
    ・Remasterボタンを押した直後に生成されるため細かい修正が不可能。
    ・音質があがるだけで間違って歌っている部分は修正されない。
  3. Coverによる全体修正
    ・元の状態から曲調や歌声にアレンジが入る可能性がある。
    ・Lyricsに歌詞が表示されるので修正した部分が全体修正による歌いなおしで治る可能性がある。

いずれの方法においても生成時に10クレジット消費するので、クレジットを節約したい場合は不向きですね。
しいて言えば、3番の「Cover」による修正が一番マシです。
内容によってはアレンジされた音やボイスが元の曲を超えて気に入る可能性もありますしね。

結果的に、SunoAIのみで全てを完結させようとすると、【楽曲生成時は全て「ローマ字」変換した歌詞で作成する】のが今のところ最も理想の曲を作るためのやり方。になりますかね。

今後のバージョンアップに期待したいところです!

Remaster(v4)の特徴

プラン:【Pro】【premiere】
消費クレジット:10
作成数:2
Remaster機能はversion4.0から新しく追加された機能で、その名の通り作った楽曲をversion4.0で作り直す機能です。
Remasterされた楽曲に大きな変化はありませんが、本当に細かい部分で音質があがっていたり、曲調が一部微妙に変化していたりするのが特徴です。
現時点で、AIが間違って歌っている歌詞を修正してくれる訳ではないので、よほど酷い音質の旧versionの楽曲以外では使い道が無いかもしれません。

Cover(beta版)の特徴

プラン:【Pro】【premiere】
消費クレジット:10
作成数:2
生成される楽曲にはガチャ要素はあるものの、元の曲のイメージを残したまま曲調をアレンジしたい場合に最適なのがこの機能。
通常、歌詞やプロンプトを全く同じにした状態で楽曲を生成しても、SunoAIで新しく曲を作った時は、全く別の音楽が生成されますが、元となる曲のイメージを維持したままアレンジをしてくれるのがこの機能の最大の特徴です。
元となる旧バージョンで作った原曲で読み間違いが発生している歌詞がある場合は、生成時に正しく読んでくれる場合もある。

まとめ

この記事はタイトル通りSunoAIに関する小技を纏めていきます。
今後のバージョンアップや不具合発生時の回避方法などを定期的に追加していく予定です。
最終的には過去のお気に入り曲をSunoAIのみで思い通りに修正できるようになるのが理想的ですね。

皆さんの楽曲を作るための手助けになれば幸いです!



コメント

  1. 最近SUNOを始めて楽曲を制作している自分にとっては非常に参考となる内容でした♪
    ありがとうございます!!
    最後の「楽曲生成時は全て「ローマ字」変換した歌詞で作成する】」とのアドバイスは歌詞の読み方・歌い方を修正するのに多くのクレジットを使用していましたが、これで制作する作品の精度が上がりそうです(∩´∀`)∩

    • 伊達そろ伊達そろ より:

      お役に立てたようで何よりです!
      運要素が強くてクレジットを使いまくるという点は誰しもが通る道ですね。
      日本語は英語に比べると表現が難しいので海外で作成されたツールでは正しく理解されずに反映されることが多いのが欠点ですかね。
      なのでプロンプトや指示は英語、歌詞を上手く読んでもらいたいなら歌詞の入力はローマ字というのが最も確実に出力できる手段かと思います。

      それでも、曲調とかはランダムなので気に入ったものが出るまで繰り返すというのは変わりませんけど💦

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