このページは音楽生成AIツール「SunoAI」のメタタグとプロンプトまとめページです。
更新履歴
※2024/9/8 感情関連タグの項目を追加しました。
私自身がSunoAIで楽曲作成する際のメモとして纏めていたものを整えて掲載していますので、一部未検証のタグやプロンプトがありますので予めご了承ください。
「SunoAI」で曲を上手に作るには「メタタグ」と「プロンプト」を上手に組み込んで使っていく必要があります。
この2つを洗練して活用していくことで、よりクオリティの高い楽曲を生成することが可能になります。
この記事はこんな人にオススメです。
- ある程度SunoAIの操作に慣れてきた人
- 自分の作成した曲の質をもっと上げたいと思っている人
- どんなメタタグやプロンプトがあるかを知りたい人
※記事の前半では私自身で試した物や他の記事を参照して集めた実際に使えるタグと、後半部分では未確認だけど利用できる想定(かもしれない)のタグを纏めて一覧化しています。
目次
メタタグとプロンプトの違い
生成AIに関してのある程度の知識がある場合、生成するための「プロンプト」という物があることはすでにご存じかと思います。
次にSunoAIで曲を作っていると「どういったプロンプトがあるか?」と言う疑問が浮かんでくると思います。
そこで、例えば「SunoAI 楽曲 プロンプト」などと言った条件で検索すると、今度は「メタタグ」という言葉が出てきて、よくわからないまま打ち込んでみて作り続けるみたいな流れになってたりしませんか?
実際私がそんな感じだったのですが、そもそも「SunoAI」におけるメタタグとプロンプトの違いは何なのか?という疑問があるかと思います。
この部分は私自身も良く理解出来ていなかった部分があるため改めて調べてみました。
メタタグはプロンプトに追加する補助的な情報で、特定の部分を指定するために使用するもの。【具体例】
プロンプトのみでの支持:「次の会議の議題を教えてください。」
プロンプト+メタタグ:「次の会議の議題を教えてください。 [whispering]」この場合、 [whispering]というメタタグが含まれているため、AIはささやくようなトーンで応答を生成することが期待されますが、応答内容自体は「次の会議の議題」に関する情報となります。
このように、プロンプトとメタタグは協力して、より詳細で精緻な応答を得るために使用されます。
とのことで、プロンプトは「Style of Music」の項目で入力する曲全体に関する総合的な指示。
メタタグは「Lyrics(歌詞)」の入力部分で、曲の構成や歌詞に対して補助的かつ部分的に追加する指示。
と言う解釈になりますね。
メタタグ一覧
メタタグは曲を構成する際に利用可能なタグです。
Lyrics(歌詞)の枠の部分で、入力した歌詞の前後にメタタグを追加することで、イントロを追加したり、細かい曲の設定が可能になります。
SunoAIのHomeに表示されている他の人の曲を見てみると、歌詞の前後に[Verse 1][Chorus]以外にも、見慣れないタグが並んでいたりしませんか?
[Bridge]や[Silent]、[Guitar Solo]など、再生数の多い楽曲ほど、こういった見慣れないタグが使用されており、再生してみた際に「自分がこれまで作っていたものとは違う」と言うことが肌間で気づかされたりします。こういった特殊なメタタグは実はSunoAIのFAQには記載されていません。
Discode上にあるSunoの解説から遷移できるページ(Docs,Guides & Resources)に記載されているのですが、導線がわかりにくいのと英語で表示されていることもあり、探すのも読むのも苦労するためあまり広く知られていないのだと思います。
そして、このページの説明には以下のように記載されています。
つまりは、色々なタグやプロンプトを組み合わせて使うことで、記載されてないタグでも実際に使える可能性があるということになりますね。
この項目では、上記のページを参照に実際に使用できている/使われていたタグを中心に一覧化して書き出していきます。
構成タグとジャンルは「歌う」部分に影響するタグになります。
構成タグ
楽曲を構成するメタタグは色々な組み合わせがあります。
曲のジャンルと使用される楽器によっては、基本構成でも良い感じの曲が出来上がる時もありますが、クオリティを上げたいなら自分でアレンジして組み合わてみるのがいいですね。
幾つか指示内容の部分に使用例を記載しているので試しに入れ込んでみてください。
[solo]は他の楽器や、歌声と組み合わせると指定した楽器や歌声のソロパートが生成されるのでおすすめです。
ジャンルタグ
曲のジャンルは「Style of Music」の項目で入力する人が大半ですが、Lyricsの部分でもメタタグとして利用することができます。
Lyricsでタグとして入力できるということは、Verse1をJ-popにして、Verse2をK-popにするみたいな芸当が出来そうですが、何度か試してみたものの最初に入力した方のジャンルに引っ張られて上手くは行きませんでした。
曲のジャンル指定をする以外に何か使い道を知っている人がいたら教えていただけると嬉しいですね!
感情関連タグ
感情関連のタグは曲の雰囲気を指定するときに使います。
「Style of Music」で入力するのが基本的な使い方です。
曲の雰囲気はある程度曲のジャンルに引っ張られる傾向にありますが、悲し気なイメージの曲を出力したいのに、楽し気な雰囲気の曲ばかりが出来上がるなんてことはありませんか?
そんな時は、感情タグを組み込んでみるのが良いと思います。
SunoAIのVer3.5では以下の赤枠のようにアシストでタブが表示されるようになったので、少なくともここに表示されているものは反映されるタグとして捉えてよさそうですね。
個人的にはNostalgicやDarkなどをよく使います。
1つ例をあげると、リラックス系や睡眠導入系のLo-FI音楽とかを作る場合はRelaxingやDreamyを組み込んでみると静かな曲で落ち着いた感じの曲が出来上がりますね。
Jazzやclassicalといったジャンルと相性がいいでしょうか。
上記のように曲のジャンルと雰囲気を組み合わせることで比較的高い精度で指定できるようになるかと思いますので試してみてください。
声、擬音関連タグ
声や擬音に関しては、使い勝手の問題もあると思いますが、指定してまで使っている人はほとんど見ません。
あえて意図して使うとしたら声の性別を指定したい時ぐらいでしょうか?
拍手や口笛といった擬音を上手く組み合わせることが出来れば、クオリティの高い曲が作れそうですね。
色々なプロンプト
ここから下は未確認のプロンプトが大量に記載してあります。
全てを試せてはいないので反映されないプロンプトもあるかもしれませんが予めご了承ください。
作曲時の参考程度に閲覧くださいね。
ジャンル一覧
曲のジャンル一覧のプロンプトです。
個人的には、ケルト、ローファイ、テクノポップ、ボーカロイドをよく使います。
ゲームミュージックなども面白いですね。
Sunoaiの面白いところは複数入力することでジャンルを組み合わせることができる点です。
具体的には、最初に入力した方のプロンプトに強く引っ張られる傾向があるので、ベースにしたい方のジャンルは前の方に入力しましょう。
気づいたら追加していくようにはしますが、「これがない!」とか「こんなのもあるよ!」というのがあればコメントいただければ順次追加しますね。
楽器一覧
楽器のプロンプト一覧表です。
和楽器は結構試してみましたが音が出なかったものが多いです。
例として琴や三味線はそのままでも出ましたが、尺八など楽器によっては言い方を変えて「Japanese bamboo flute」とか捻った書き方をしないと反映されないのかもしれません。
個人的なおすすめは、琴、三味線、シンセサイザーでしょうか。
Soloで鳴らした時に音が際立つのでインパクトがありますね。
曲のテンポ一覧
曲のテンポは3種類です。
それぞれ曲のジャンルにあったテンポがあるので、用途としてはイメージしている曲を作ってみた時に、想定と違って曲のテンポが遅かったり速かったりする場合に指定してあげるのが良いと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
まだまだ実装されていない楽器やジャンルもあると思いますが、色々なタグやプロンプトを組み合わせて出力してみるのが、SunoAIの醍醐味の一つでもあります。
何度も微調整を繰り返しつつ思い描いた曲のイメージに近づけていきましょう。
よりクオリティの高い楽曲を作るための参考になれば幸いです。
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